急 所 を さ ら し ハ ー ト を 見 せ ろ !
ドーヴでは一般的に胸元を見せる服を着用します。
パテン人 〜ラティファと家族たち
パテン人
〜ラテの祝福を受けたハンナ
アルテラ在住サンギネヴィア人
〜ノルビと子供達
その他、抜粋
サンギネヴィア人(ポリン)(ベン)、マコナ人(ロイゲン)、ソノモゲ人、国籍不明(フィカス)(ドナ)
and more...
これらはパテンの民族衣装やその派生である胸元が大きく開いた服です。
パテン教では「胸(心臓)に幸運が宿る」と言われており、パテン教会国では古くから胸元の開いた服を着用していました。
(「胸(心臓)に宿る幸運」は後述の具体的なステータス値にて)
パテン教は1000年前の戦争以降、世界中の国々の国教となりました。パテン教の教えとともにパテンの衣装も広まり、現在では胸元の開いた服はグローバルスタンダードとなっています。胸元を隠すような民族衣装を着用していた国々でも、急激に広まりました。
特に女性用のパテン風ドレスは浸透がはやく、これは宗教的理由だけでなく、男性が女性を選ぶ立場的な強さや性的な要求から強く推奨された結果でもあるといわれています。
しかし女性の選別や娼婦性を求めるといった考え方は、ルーツであるパテンの思想とは真逆です。そもそもパテン経典では姦淫や売買春などといった行為は禁止されており、その姿に官能の意味はなく、さらに手厚い社会保障制度の整ったパテン国内では、そういったことで生計を立てる必要もなく、許されていません。パテン人にとって胸元を見せる服装は、飽くまで宗教的事由による神聖な伝統で、現在もそれは変わりません。
その為、パテン国外の一部から揶揄される、女性の胸元を性的な目で見て「淫らだ」などと議論になることは、パテン国内ではまずありえません。目的がそこではないので、パテン国民はたいそう驚きます。
上記とは別に、特出されて驚いたりもするパテン娘。
胸元を開ける文化は各国の伝統的な民族衣装にアレンジを加える形でさらに広がり、多様化しました。現在では生活水準の向上などの要因から機能的で楽な衣装が好まれ、伝統的な民族衣装は厳格な行事などのときに披露されます。
ファッション性でも人気が高く、パテン国外の女性たちの間でも幸運の他に、パテン風ドレスの流入によって服装の自由度が画期的に上がり、パテン教の思想も相まって、男性にしか許されていなかった装飾品なども身につけられるようになり、装いを楽しめるようになりました。
一方、男性が胸元を見せることはパテン以外の国の騎士や戦士たちの目には「急所をさらしている」と映り、女性の衣装ほどには広がりませんでした。
(パテン男性の間でそれが問題にならないのは、パテン人たちの歴史に戦争がほぼ存在していないことにも関係しているといわれています。彼らは常に戦闘なしで争いごとを退け、急所をさらすスタイルは敵意がないことを示しているともあります。)
王侯貴族や騎士、戦士、身分の高い男性は襟元の詰まった服を愛用する者が多く居ます。ただしそれは礼服や正装、余所行きの服などのいわゆる「戦闘服」と「祭事服」です。そういった男性たちも、大抵は仕事が終わったり帰宅した際には胸元を肌蹴ることが多く、また、高い身分やこだわりを持たない男性たちは、パテンの加護が宿るといわれる一般的な胸元の開いた服装をしています。もちろんそれを着こなし楽しんでいる男性も大勢います。
ドクターの服は襟元が詰まっていますが、これはドクターが神の力を代行する「人間を離れた存在」と考えられている為です。そのため生身の部分=肌を極力隠す服装になっているといわれています(肌を覆う物に意図があるという説もあります)。また、ドクターは洗礼によって既に祝福された存在であり、加護を必要としないともいわれています。そのドクターに仕えるガーディアンやサポーターなどの人々も、その仕事の間はドクターと同じく肌を見せない者が多く居ます。
クランも同様で、着込んだ黒いローブは神・ゼラン竜に選ばれた者として人を離れる存在になる為のものといわれています。
ちなみにラティファが普段ドクター服を着用しないのは、彼女がドクターであることを周囲に表立って悟らせないためです。女性ドクターに対して反発心を抱く人々が多いこの世界において、身の安全とパテン教会とのやり取りで発生した措置です(その為、かわりにドクターであることを示すロザリオは必ず首に下げます)。ただし祭事の時などの正式な場では、ラティファもドクター服を身にまといます。とはいえ実はドクター服は着用が義務付けられていないので、着用しないドクターも多く居ます。
なお、洗礼時は生き残っても召されても神のそばへ行くので、ラティファがドクター洗礼で着用していた白いワンピースの胸元は神に近寄る為に開いていませんでした。
もちろんこれらに縛られない場合も多数あります。例えば無神論者や、自らのファッションにポリシーをもつ者など、各々の意思で胸元を出さない服を着ていることも多いです。
胸元(心臓)を見せる有無はそもそもパテン経典で定められているものではないので、当然処罰の対象にもなりません。
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ちなみに本編には理論だって出てきませんが、設定上重要な
胸元見せにおけるステータス値上下の話。
※「胸(心臓)に幸運が宿る」効果により、胸元を出している人に「パテンの加護」がつきます。ドーヴの人々は、魔物を退ける結界や治癒の祝福、幸運の祝福などを行うドクターを日常的に目の当たりにしているので、「パテンの加護」が実益を伴う重要な要素だと理解しています。
それはつまり、胸元をさらすことで「パテンの加護」が付き、ステータスの幸運が50ポイント加算されるようなものです。
例えば、胸元を出した軽装戦士と、胸元を隠した重装戦士がそれぞれ戦いに出たとします。相手が100の攻撃力で攻撃してきたとき、
>>胸元を隠した重装戦士は鎧の防御力でダメージが軽減され、50のダメージで済みます。
ただし上手く受け止められずに、致命傷を受ける可能性ももちろんあります。鎧の重量分のパワーも必要になります。しかしながら、重装備には防御力があるので、一律で確実にダメージを軽減する安定性があります。
>>胸元を出した軽装戦士は、この攻撃を「パテンの加護」により避ける確率が上がります。
攻撃を受けた場合でも、運良く軽傷で済んだり、攻撃がたまたま急所を外れて致命傷を免れるケースも多々あります。しかし絶対に攻撃が当たらない保証はありません。軽装なので防御力が低く、攻撃が確実にヒットしたら鎧と違って100のダメージを受けてしまいます。一撃で戦闘不能に陥ったり命を落とすリスクがあります。
もちろんこれは訓練された戦士の場合の話です。胸元を出すか出さないかの選択は、どちらが自分の実力や状況、スタイルに合っているかの判断です。
例えばリアンは鎧を着込んだ騎士で、防具によって攻撃を防ぐ技術を持っています。
フィカスは軽装の戦士で、避けと素早い攻撃をスタンスとしています。
珍しいケースでは、ワルナのように技術も腕力も身のこなしも熟達した非常に強い戦士が、鎧も身に着けず軽装のうえに胸元も閉じ、どちらのスタイルもとらない場合もあります。
高い実力を持てば持つほど、加護の有無は戦闘スタイルの違いのみの意味合いとなり、スタンスや好みによって選択されます。
ですが、そういう戦士たちはドーヴの中の一握りの人々です。ひきかえドーヴの大多数を占める一般市民や自警団の人々にとっては、魔物に遭遇すること、魔物の一撃を受けることはイコール死となります。
加護を受けることで即死や致命傷を避けられて運よく命拾いする、そもそも魔物に遭わずに済むなどの幸運を受けることは、一般市民たちにとって死活問題です。
おまけ。
通常状態でここまで見せる人もいます。このまま遊びに行きます。
さらに、サンギネヴィアでは男女ともに下乳まで見せるファッションも人気です。
各国の人気ファッションはまたそのうち^^
2013/03/10