観 光 案 内 風 衣 装 説 明







パテン教会国(ラティファの出身地)、ナキョリ国(セイラの出身地)、
バラバルノ国(ロップノ族)(エリリンの出身地)の女性の晴れ着3種類の衣装の説明です。



パテン教会国

パテンでは新年の祭の一つとして「アイスローゼン祭」が行われます。
パテンの国花でもある冬に咲く青いバラ「アイスローゼン」が由来となっており、教会に集まった村人たちがパテン教にまつわる演劇、合唱などの出し物と料理を楽しむお祭りです。
祭のメインは、村の未婚の娘たちの中から「アイスローゼン・クイーン」が選ばれるイベント。娘たちはパテンの国色である「太陽の光」を表す白いドレスに「大地の恵み」を表す黒いリボンを飾って選ばれるのを待ちます。選ばれた娘には、アイスローゼンのティアラとマントが与えられます。
真冬の行事ですが、ドレスはパテンの民族衣装である胸元が大きく開いたものです。パテン教では、神から授かる幸運は胸(心臓)に宿るといわれ、広く普及しています。



ナキョリ国

新年や祭などの特別な行事でのみ着用されます。房のついた組みひもの首飾りは縁起物で、通常はこういった伝統衣装にのみ合わせるものです。日常的には金属や貴石を使ったネックレスやペンダントをつけています。かつては袖や襟、裾の部分にレースはついていませんでしたが、同盟国であるエレハイドの文化が伝統衣装にも影響を及ぼし、現在の形になりました。日常では胸元の開いた平服やパテン風のドレスを着用します。ここには国教であるパテン教の影響が色濃く見られます。




バラバルノ国(ロップノ族)

バラバルノ北部の豪雪地帯にある湖の近くに小さな集落を築いて暮らしていたロップノ族の民族衣装です。パテンのドクターの巡回によってパテン風の服も流入しており、日常的には伝統衣装とパテンの服をミックスで着用していました。新年などの重要な祭事においては正式な形の衣装を身にまといます。毛皮は寒さをしのぐだけでなく身体を大きく見せるので、角つきの帽子と合わせて他部族への威嚇になるとして好まれました。また、湖にはぐくまれたロップノ族は湖の白鳥を自分たちの種族の象徴としており、それは額飾りや帯などに描きこまれています。湖で簡単に拾うことが出来るヒスイを磨いた装飾品も、湖の恵であるとして多く用いられました。




2012/01/01